角地に建つ越前市のA様邸。敷地内のどの位置にでも自由に車を止め、横切って前面道路に出ることが出来るように、門柱や花壇などの構造物を一切省いて段差が無いようにしたいというご要望でした。
全面が土間コンクリートになるため、シンボルツリーに向かって張った落ち着いた色調の自然石で縦のラインを強調し、単調にならないようにしています。

建物のおしゃれなサイディングに色みを合わせた乱形の鉄平石と、既存の玄関ポーチと色違いのタイルを使用して、玄関まわりの一体感を演出しました。
樹木があってこそ活きてくるデザインなので、車の邪魔にならない場所にヤマボウシを1本だけ植え、夜はスポットライトでライトアップします。
玄関へは左右から入ることができますが、高低差のないところでもひと目でアプローチだとわかるように個性的に仕上げました。

BEFORE

AFTER

ご提案パース

道路の方が高くて逆勾配になる敷地のため、道路の水を受けて排水する側溝を敷地内に設けています。
その他、1台用のカーポート、勝手口が丸見えにならないように土留ブロックとフェンスなどを施工。

既存のウッドデッキの前に造った人工芝とタイルの庭です。
植物を育てるわけではなく、セカンドリビングのように利用するのが目的です。 デッキから見下ろす形になるので、花壇とタイルのベンチで高さを出し、デッキから下へ下りれるように階段を増設しました。

BEFORE

AFTER

ご提案パース

beforeとは反対方向からみたところです。カーポート奥のスペースを、フェンスと塗壁でしっかりと目隠しをしてプライベートな庭にしました。

花壇内は樹木と宿根草を少しだけ植栽しています。
植物の緑と背景の白い塗壁、フェンスのこげ茶色でシンプルに。

バーベキューはたまにしかしないということなので、ベンチを一体化した小さなタイルの床スペースを設けました。