新築外構の施工例(福井市)です。庭の中を通って玄関にたどり着くような、そんな自然な雑木林風のアプローチにしたいというのがお施主様のご要望でした。
アプローチの素材は、グレーの自然石と洗出で仕上げた飛石風の園路、ゆるやかな曲線を描く園路、そして枕木のステップ。
建物が印象的なので、色を抑えて落着いた雰囲気にまとめました。
自然樹形の株立ちの樹木は、手前からヤマボウシ、アオダモ、マルバノキ。 低木はコデマリ、ヒメウツギ、ヤマブキなど。
四季の移り変わり、季節感が感じられる落葉樹、お花の咲く低木類を植栽することで、散策を愉しむお庭のような雰囲気に。
敷地内には2台用の広めのカーポート(間口6110㎜×奥行5500㎜)も設置しましたので、アプローチの位置も幅も距離も、おのずと決まってしまいます。
カーポート側からみたアプローチ部分。 高低差がかなりある敷地のため、玄関ポーチ前に2段の階段を新しく造成しました。
アプローチはスロープではなく、あえて途中で1段枕木のステップを設け、段差をつくることで変化をつけています。
曲線と高低差、そして行く手を樹木で隠して見えないように植栽することで、奥行き感を演出し狭さを感じさせない工夫をしました。