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T様邸のお庭&治左川の梅花藻

2015/08/03

こんにちは。nejiです。

先日中庭のリフォーム工事中の様子をお伝えしたT様邸。
( ≫ 只今施工中 越前市T様邸

その後、立水栓はこんな感じに仕上がりました♪

和の趣がありながら内側のエメラルドグリーンが清々しいウォーターポットは、奥様が選ばれました。
立水栓にぴったりマッチして、いい雰囲気です。

ガーデニングがお好きな奥様に、鉢植えで華やかさを添えていただくことを前提にして、自然石でシンプルに仕上げたお庭。

完成後のお庭を慈しんで綺麗に管理していただき、とても嬉しく感じます。有難うございます。

ところで、
こちらのT様邸に伺う途中で、いつも気になっていた看板があります。↓

えっとぉ・・・バイ カモ?

違う違う・・・バイカ モのことだ!と気付き、帰りにちょっと寄ってみました。

以前TVのローカルニュースで見た覚えがあったんですが、場所は知らなかったんですよね。(一応、越前市民歴25年^^;)

看板を曲がった少し先にある集会場に車を止めさせていただき、こっちかな~?と歩いて行くとありました!

治左川(じさがわ)は住宅地を流れる短い小さな川で、なんと民家の裏手から湧き出している日野山系の清廉な地下水が川をつくっているのだそうです。

水が澄んでいて、めっちゃ冷た~い。

お目当てのバイカモちゃん。

水に沈んでゆらゆら漂う蕾も可愛い。

キンポウゲ科キンポウゲ属の水生植物。
梅の花に似た白い小さな花を6月~8月に咲かせます。
だから『梅花藻』。
水温14℃前後の清流にしか育たないそうです。

すごく風情がありますね。伺ったのは7月中旬でしたが、たくさんの方がカメラを携えて訪れていました。

手前に少し写っているのは、治左川井戸。
治左川の水源と同じ地下水を汲み上げていて、『福井県のおいしい水』に認定されています。

そしてこの治左川は、氷河期からの生き残りといわれるトゲウオ科の淡水魚「トミヨ」の棲息地となっています。

背中に7~10本ほどの棘がある小魚で、ごく限られた清水にしか棲めないらしく、福井県では治左川にだけ棲息し、そしてここが南限なんだそうです。

治左川では、梅花藻はトミヨが巣作りするのに欠かせない水草なんですね。

治左川の下流。
ここは以前はコンクリート護岸だったそうで、地元の人々の熱意で自然な土手に復元されたそうです。

地区の人達が清流を維持し、梅花藻とトミヨを守り続けている治左川のご紹介でした。

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