「建物や今後造っていきたいナチュラルな庭の雰囲気に馴染むような、おしゃれな木製のカーポートが欲しい・・・」というお施主様の想いにお応えして施工した木製カーポートの施工例(越前市)です。
豪雪地帯のここ福井県では、積雪荷重に耐えられる強度や耐久性から、カーポートは積雪量100~150cmに対応するガルバリウム鋼板屋根のアルミ製カーポートを設置することが殆どです。
アルミ製カーポートは機能的でスタイリッシュではありますが、外観や庭にこだわられる方からは、他には無い木製カーポートへのご要望やご相談も、これまで多くいただいておりました。

福井県の積雪に耐えられるような材料や工法で、弊社で施工した木製カーポートです。
今回設置したのは1台用で、柱は12cm角の6本柱。雪が積もりにくい切妻屋根にして、両側に樋も取り付けてあります。

内側の様子。梁や束もしっかりとした造りです。

斜めに方杖を入れて強度をアップ。
強風からの横揺れも低減します。

木の呼吸を妨げず、木に深く浸透して内側から保護するドイツオスモ社の自然塗料で塗装しました。
下塗り材を塗ってから、アイボリーと白色を調合して、奥様のイメージに合わせた優しい色のオフホワイト色で塗りつぶし仕上げを施しました。
今回使用したカントリーカラーという塗料は、特に紫外線に強く耐候性に優れていますので、5年間は塗り替え不要です。

屋根は立平葺きでスッキリと。

アクセントの羽目板部分は、木目が見えるように塗装しています。
ご自宅の建物の窓枠の色と、カーポートの屋根や羽目板の色を合わせて、統一感を出しました。

土間コンクリートは、レンガを埋め込んだデザイン。

柱受け部分は、ステンレスのカバーを取り付けて腐食から保護してあります。