玄関ポーチに張られていた笏谷石に合わせて、素材はすべて高級感のある天然石を用いて統一感を出した、純和風の外構とお庭の施工例(越前市)です。
階段の踏面を広くとった緩やかなアプローチ。玄関ポーチ前には階段を2段増設して、同じ笏谷石を張りました。歩行補助手摺も取付け、年配の方にとって優しいアプローチとなっています。
段鼻の錆御影石をアクセントに、両側の積み石、丸みを帯びた乱形の敷石は、共に丹波の石を使用しました。優しい風合いと深みのある色が上品で、和の趣がぐっと増します。
右手奥にあるウッドデッキやテラスをさりげなく目隠しするのは、御影石の石柱とシロモジ。
左手には、和室前の庭がコハウチワカエデ越しに見え隠れしてきます。
目線の先にシーンづくり・景色づくりをしてあるので、飽きることなく、庭の小道を通りながら玄関までたどり着くような感じを受けます。
客間である和室の前庭は、眺めるための庭です。
石柱と同じ白御影の延石と杉苔、景石と樹木でシンプルにデザインしました。
ウッドデッキの前には、バーベキューなどを愉しむための憩いのスペースとして、スレートの自然石を張ったテラスを設けました。
アプローチを挟んだそれぞれの庭は、段差なく自由に行き来できるようになっています。
BEFORE
道路のカーブに沿って、建物が斜めに見えてくる立地条件です。
どのようにアプローチを配置したら、この建物がより素敵に見えるかを考慮してデザインしていきます。
BEFORE
道路から玄関までの距離が近いので、安全に行き来出来る寸法を確保しつつ、単調にならない工夫が必要でした。
和室内から眺めたイメージ。
上から眺めた鳥瞰図です。