エバーアートボードでデザインした大きなゲートのような門柱が、立体的に空間を仕切る門まわり(鯖江市)です。
ダイナミックで高級感のある外構デザインです。

タカショーのエバーアートボードは、アルミ複合板に高耐候性の木目調シートをコーティングした新建材パネルで、耐久性に優れているうえに、自然素材の美しさを忠実に再現しています。
メンテナンスもほとんど必要ありません。
横幅が広いので、全てをパネルにするのではなく、縦に5本分のスリットを入れたり、アクセントのステンカラーのフレームを交差するように設置することで、圧迫感や威圧感、単調さを緩和しました。

スリットは、角度によってさりげない目隠しとして機能します。

印象的な表札は、レーザーカットの切り文字表札。
ステンレスヘアライン仕上げ。

道路からは玄関が見えないレイアウトです。クランクした床は、乱形の自然石張りとベージュ、白、ブラウンをミックスした明るめのタイルで仕上げました。

ご提案パース

敷地を上から見た鳥瞰図です。
交差したフレームや奥に設置したスクリーンが、空間を立体的に演出する様子を、施工前から判り易いイメージ図で確認していただくことができます。

リビング前は人工木のウッドデッキと人工芝、常緑樹の花壇、菜園と洗い場があるシンプルで管理の楽な庭です。

ご提案パース

室内から庭や門柱付近を見たところ。

全体の様子です。
3台用のカーポートと来客用の1台分の駐車スペースを確保しています。物置はカーポート側から荷物の出し入れができるように設置し、タイヤなどが運びやすいようにスロープや照明も設けています。
道路からの目かくし用のフェンス、隣地境界のブロックとフェンスなど、新築外構と庭をトータルで施工させていただきました。

道路からは高低差がある敷地です。
駐車台数が決まっているため、エントランスへつながるアプローチは必然的に敷地の端に配置することになってしまいますが、車が駐車していても区別がつくように洗出で仕上げ、コニファーなどの植栽で庭の一部のように華やかな印象を与えるようにしました。
階段の上下を連続するピンコロが、目線を門柱に向かってまっすぐに誘導していきます。

エントランスにほんのりと灯りが点き始めた頃。

夜は足下を照らすフットライト、階段の上下の連続したポールライトが誘導します。

フレームで切り取られたような空間のさらに奥には、エバースクリーンで背景をつくり、ヤマボウシを美しくライトアップしました。
庭をさりげなく目かくしするエゴノキも、夜は違った表情で華やかさを添えます。
落ち着いた色合いで一体感を出しながら、敷地全体をデザインした魅せるファサード空間です。