福井市のG様邸の2期工事として、天然木で目隠しフェンスを施工しました。
(1期工事の庭のリフォームの様子はこちらからご覧ください。 ≫ 飼い主と犬が集える快適な庭 )

支柱はウリン、フェンス板はイタウバを使用。どちらも腐食に強く20年以上の耐久性があるハードウッドと呼ばれる木材です。
イングリッシュ・セターのQuoくんとポーチュギーズ・ウォーター・ドッグのPolaちゃんの飼い主であるG様。
フェンスに飾ったプレートがおしゃれです。

BEFORE

無機質な印象のアルミフェンスがずっと気になっていたそうで、前回のウリンでリメイクしたガーデンシンクを気に入られてのリフォームです。
庭は平坦ではなく、所々段差があります。

AFTER

起伏や段差に合わせて、支柱の長さやフェンス板の枚数を変えて、地面と板の下端との隙間が自然に見えるように施工しました。

BEFORE

AFTER

既存の防腐処理された木材の柱がまだ使える状態だったので、利用して板を張っています。

全体の様子です。L字にぐるりと囲いました。
自然素材である木材は独特の温もりが感じられます。花や緑が映え、ナチュラルな庭をより引き立ててくれます。

一番頭を悩ませたのが、この既存の扉がある部分です。
扉はそのまま残して、扉の奥のブロック積みとアルミフェンスが段になっているところまでフェンスを張りたいというのがお施主様のご要望でした。

今回のフェンスは、庭からの見た目を重視して柱が見えないように内張りにしていますが、そのまま同じように板を張ると既存の扉が使えなくなってしまいます。
そのため柱が内側から見えることをご了承いただいた上で、一部を外張りにしました。
さらに、外側からも板が張れないブロック積みの部分には、扉の支柱とブロックの隙間に板を通して直接ブロックに板を張ることで、一体となった自然なフェンスに見えるように施工しました。

BEFORE

既存のフェンスとブロック積みの隙間からマズル(鼻の部分)を出すのが大好きだったQuoくんとPolaちゃん。
歩道を歩いている人にも可愛がってもらっていたそうなので・・・

AFTER

菱形の穴をあけて、お鼻を出せるようにしました。U^ェ^U
穴の場所やサイズはG様のご指定です。
切り口はペーパーで削って滑らかに仕上げてあります。
画像が無いのが残念ですが、ちゃんと活用してくれているそうです!
こんな風に、敷地に合わせて隙間や板の枚数、張り方を変えたり、加工を施したりできるのも木材の良いところです。