奥行き感のあるナチュラルな庭へ　勝山市

福井県 / 勝山市

雑草に覆われて手つかずだった敷地に、ヨーロッパで使われていたアンティークの自然石で石畳風の園路とこだわりの植栽を施した庭を造りました。
ハードウッドのウッドデッキやフェンスが色落ちしてシルバーグレー色にくすんでくる頃、お施主様のイメージ通りの洋書に出てくるようなよりナチュラルな庭になってくると思います。

BEFORE

お客様のご要望

・綺麗に造り過ぎず、あくまでもナチュラルな感じのおしゃれな庭にしたい。
・白い壁とフェンスで土留めと目隠しをしたい。
・土の部分は起伏をつけて、平面的にならないようにしたい。
・オリーブを植栽したい。
・角が欠けたアンティークなレンガや自然石を使いたい。
・福井県の中でも特に積雪の多い奥越地方の雪に耐えられるウッドデッキにしたい。

3Dパース

AFTER

デッキの目の前は、ちょうど死角になる場所で歩くこともあるので下草の植栽をひかえ、ウッドデッキで寛いでいる時、ダイニングで座って食事をしている時、奥様がキッチンに立っている時、それぞれの場所から見える眺めを確認しながら、石を貼る角度や樹木の位置のレイアウトを決めました。

石畳に用いたのは、ヨーロッパで実際に使われていたアンティークの自然石です。
時間を経てきた味わい深い色が、庭に深みを増します。
植物に関しては、斑入りやカラーリーフ、葉の表面が毛で覆われたもの、トラノオのような形の花は苦手・・・などのお施主様の好みを考慮しつつ、そういう異素材をポイントに植えたり組み合わせる事によって、庭がより引き立つということもご説明させていただきながら植栽を施しました。
フェンスやデッキが色落ちしてシルバーグレーにくすんでくる頃、下草類が生長して、よりナチュラルなお施主様のイメージ通りの庭になってくると思います。数年後が愉しみなお庭です。